誕生から死へのカウントダウン 高齢者大国 暴走老人 インテリヤクザの勃興
著作者:avaxhome.ws
人間は生まれてから、死は100%避けられない。
誕生から開始される非情な死へのカウントダウン。
親も子供が将来死ぬことが分かって、子供を生みだしている。
見方を変えれば人殺しだ。
何のために生まれてくるのかすら不明なのに、苦痛を味わせるために命を生み出す。
人生が非情なSMプレイのような行いになってしまっている。
今までは、国力増強や、労働の調達用員、立身出世のためなど、子孫を残す理由は存在したが、今の社会は、それがほぼ破壊されてしまっている。
女や金を得られることが困難になるどころか、食べていくことも難しくなるかもしれない。
抜け出せない生き地獄が続いている。
結局、子供を誕生させることは親のエゴとなってしまう。
動物から進化した人間の宿命。
生まれてくることに意味なんかない。
また、人類史上、不老不死を達成できない状況にある。
科学はそこまで進んでいない。
生まれた人間がそのまま生き続けることはないのだ。
そんなこと達成できれば、子孫を残す必要がなくなるかもしれない。
だが、不老不死の手術には多額のコストがかかるはずだから、最初は富裕層限定になるだろう。
かつて、中華統一を果たした始皇帝も不老不死を目指したが、失敗に終わった。
水銀中毒で誇大妄想をいだいたまま死んだようだ。
現在、私達が生きている時代では、不老不死は達成できないだろう。
しかし、ただでさえ、世界中が人口爆発で食料と土地の確保に危機感がもたれている。
それなのに、寿命をあげれば、かえってマイナスになりかねない。
さらに、社会保障費も激増し、破綻する国がたくさんあらわれる。
医療の発展によって、人間の寿命は伸び続け、高齢化が凄まじいほどだ。
昔は、子供が成年に達すると、親は亡くなっていたくらいだ。
ある意味、国が税金で面倒を見る必要性がなっかたのである。
雇用のバランスが崩れ、世代間の金銭バランスがかけ離れてしまった。
このままいけば、老人だらけの国になってしまう。
今でさえ、高齢者世帯が多数派を占めてしまっている。
これは、民主主義のシステムでは、圧倒的に有利な状況だ。
頭の固い老人の意見だけ反映されて、技術の革新が生まれない。
自分の居心地が良い頃の社会構造を温存し、既得権益は絶対に手放さないだろう。
日本人は親切だと世界中で言われているが、本当にそうなのだろうか?
宗教も根付いておらず、金や女、娯楽に人の目が奪われている。
今まで温厚だったのは、大日本帝国から根付いた全体主義が彼らを引き止めていたためにすぎない。
戦前の教育を受けた世代が相次いで亡くなり、自分の利益だけを優先する日本人の割合が多数派を占めてしまった。
今では、勝てればなんでも卑怯なことをしても良いという、任侠道も失ったインテリヤクザが激増している。
特に、学校より、政界、企業社会でその傾向は顕著にあらわれている。
昔は、暴力団やヤクザなどのはっきりした区分けがあったが、今は庶民に見えない形で潜んでいる。
モンスターペアレント、暴走老人など、日本人の沸点が大幅に低下している。
少し気にさわることがあれば、すぐにキレだす。
新たに勃興した彼らの世代は弱肉強食のもと、大勢の人間を不幸にしていく。
だが、本人にとってそれは絶対の正義なのである。
悪いことをやっているなんて、本人はみじんも感じていない。
サイコパスに近い人格障害予備軍のキチガイがうようよしている。
もともと人間は欠陥だらけの弱くてもろい生き物だ。
欲望のみがひとり歩きし、日本人全体のヤクザ化が止まらない。