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サイレントテロの広まりについて考える 氷河期世代の若者の対処法

サイレントテロとは

サイレントテロとは、勝ち組と負け組の格差が広がる中、勝ち組がつくった負け組が奴隷化して搾取される社会から脱却しようとする試みのことをいいます。

最初から自身に有利な状況を作りだしている政治家や官僚、起業家、半植民地化で支配する米国の勝ち組に反抗するべく、競争社会には参加しないのです。

消費活動も必要最低限だけこなし、非婚によって奴隷の再生産も防ごうとします。

このサイレントテロが始まったのは、就職氷河期世代の若者がまともに就職もできずに、当時の大人達に裏切られたことから始まります。

これにより、彼らは、非正規社員として差別され、結婚もまともにできない存在となりました。

そのための怒りの発散として、社会的な再生産を辞めて、精神論でいまだ支配しようとするこの国を破壊しようと考えたのです。

これが、少子化ニートなどの問題を発生させ、従来の終身雇用と年功序列型賃金を辞めたツケが将来的にまわってきました。

就職氷河期世代以降の若者をたたいていた中高年や老人も、今頃になって、日本が崩壊の危機になっていることに気づき、大慌てしています。

日本政府お得意の先送りばかりして、この国は、莫大な借金をかかえてしまいました。

彼らの望んでいた自爆テロともいえる復讐が達成されようとしているのです。

サイレントテロの内容

サイレントテロは以下のことを厳守する活動のことをいいます。

・消費活動はできるだけ抑える

・食事はぜいたくしないで安いものですます

・ブランドある衣類などの高級品は買わない

・パラサイトシングルで異性と交際を控える

・非婚をうながし、出産は絶対しない

・子供は数千万円する消費財で無駄である

・勝ち組の転落や不幸を楽しむのが生きがい

・社会にだまされないよう情報を集める

出来レースの競争社会には加わらない

・奴隷型ブラック企業で働かない

・高級品やマイホームや自動車など買わない

など、まだありますが、ここらへんにしておきます。

ただ、サイレントテロだと自覚をもってやっている人は、むなしさを感じると思います。

それでも、救いになる点として、勝ち組と負け組が死ねば、結局、同じで変わらないという論理ですすみそうです。

確かに、死んだらお金まではもっていけません。

自分の人生を単なる暇つぶしの散歩のように浪費していき、年齢を重ねていくのでしょう。

前の1億総中流の時代で言われた、マイホームでローンを組んで妻子を支えるなんて、はるかなハードゲームなのでしょう。

ゲームをクリアしていくより、時間切れでゲームオーバーしていくことを選んだ人達なのです。

自分の人生なんて、簡単に捨ててしまえるのでしょう。

それが、捨て身で何をするか分からない貧者を増やしていくのです。

確かに、平成不況に入ってから、経済的強者は、弱者をあまりにいじめすぎました。

その仕返しとして、日本社会を破壊していっているのです。

サイレントテロの行き着く先とは

サイレントテロを自覚しないまでも、これから行う人達はどんどん増えていくでしょう。

なにせ、給料は下がり、増税で負担増なわけだからです。

こうなってくると、日本という国家は衰退への道を歩むしかありません。

東京オリンピックが最後のお祭りのようになっていくでしょう。

外国人労働者は、安い賃金で長時間働いてくれるかもしれませんが、嫌になって日本企業を相手にしなくなり、辞めてしまうかもしれないのです。

太平洋戦争も日本企業も奴隷を精神論で過労死寸前まで働かそうとしますが、もはや、それも限界にきています。

ましてや、資源がない国なのですから、人がダメになってしまっては、機能するはずがないのです。

障害者の私は、どっちみち働けませんが、福祉がボロボロに破壊されてしまうかもしれず、危機感を感じております。