田舎出身の大学生の貧困!仕送りが減るほど疲弊している地方経済
給料もろくに上がらず、ボーナスどころか退職金もろくにもらえない現代の世の中。
その世情が、大学生活をおくる若者までおよんでいます。
なんと、親からの仕送りが減っていき、生活費1日900円未満の私大生が増加しているのです。
彼らは、地方から首都圏へ上京を試みた若者達です。
国公立の大学に行けず、高い私立大学の学費を親が負担し、上京者は勉強をしていかなければなりません。
おまけに、ほぼ借金と内容の変わらない日本の奨学金制度が、田舎出身の私立大学生を苦しめていきます。
将来、就職に失敗してしまえば、奨学金の返済に追われるのです。
先の負担を前借りする形で送るリスキーな大学生活。
高校無償化政策はなしえたものの、大学にまで、政府の金銭的保護は受けられません。
これは、大学生人口があまりにも増えすぎてしまい、企業のニーズに教育内容が合わなくなっていることも影響しているのでしょう。
入試が簡単になり、大学生の質はだんだん低下していっています。
大人の中には、今の日本の教育制度に愛想を尽かしてしまっている人も多いことでしょう。
むしろ、中卒や高卒のうちに丁稚奉公のような形で、職業教育をほどこした方が、社会人として成長するように思えます。
それだけ、政府の助成金で設立された私立大学の数が多すぎるのです。
今では、大学ごとにランク付けがされる時代です。
最底辺の学力を持ったものが入学するFランク大学というものがあります。
そこに在籍する人の一部は、高校を出てすぐに就職がしたくないため、逃げ場として大学入学をするのです。
学力もともなわないのに、貴重な給料の中から仕送りをする親は、大変だと思います。
都市部に比べて、負の連鎖のように地方経済は困窮しているのです。
それなのに、貧困の中、子供の学費を払う余裕があるのでしょうか?
リストラや増税による、貧困の生活苦で追い詰められる学生達。
せめて、大学に頼らず、高卒で就職できるように自分を成長させることを目指すべきです。
公務員試験は高卒の方が有利です。
優良企業の多くが不景気で赤字に陥っているため、企業の規模が大きいからといって安泰とは限りません。
もちろん、田舎出身の大学生にとって、首都圏でないと、良い仕事にありつきにくい気持ちは分かります。
首都圏実家暮らしの人に比べて、自分の生まれを呪いたいのかもしれません。
むしろ、中流層がこれだけ多く存在し、子供が大学に多く入学していた時代こそ異常だったのでしょう。
貧乏人は大学に行かない方がいいと思います。
東京大学を卒業しても、長期にわたってニートをしている人がいるように、学歴が就職で報われる可能性は、あまり大きくないのです。