日本の財政破綻は現状でいつなのか 負債だけ見てだまされる借金の嘘 デフォルトによるハイパーインフレ
日本の財政破綻は現状でいつ起きるか
借金返済優先の先送りや、税収が減る消費税増税で、アベノミクスの経済成長による借金返済への道は断たれ、国・地方の借金は、もはやどうしよもないほどに増大しています。
一見すると、日本は、世界でも類をみない深刻な財政難だと思われます。。
借金の額を見ると、今にも財政破綻しそうないきおいです。
国だけでなく市町村の財政は、現状、ほとんどが赤字状態で、今後、各地で夕張市のように自治体破産が起こりえます。
その地域では、最低限の住民サービスしか受けられず、住民流出による地方のゴーストタウン化が進むようになるでしょう。
現状では、日本の財政破綻で、大多数の民間企業が倒産し、外資に乗っ取られ、民間サラリーマンの多くがリストラにあう危険性があります。
いつかは、公務員もリストラ・大幅な給料カットにみまわれることになります。
日本円の価値がゼロになるので、戦後の闇市まがいのものが流行するかもしれません。
今の不景気ですらこんなに国内が混乱しているのに、国家破産が起これば、おとなしい日本人からしたら想像もつかないほどの暴動を引き起こす恐れがあります。
財政破綻がいつ起きるかというと、私は、まだ、日本には資産や海外への債権があるので、借金で破産しないと考えてます。
負債だけ見てだまされる借金の嘘
ただ、最近では、国家破産は起こらないという意見も頻繁にあるので、どちらが正しいかは定かではありません...。
その主要な意見は、日本国民が自国の国債を買っているので、大きな負債による国家財政の破綻はありえないというものです。
過去の韓国、タイ、アルゼンチン、ロシアなどの破産した国は、外国からの借金がほとんどです。
そのため、日本のように、自国内で借金をまかなっているという状態は前例がありません。
老人が莫大に貯蓄している資産が、国民に国債という形で購入している借金を、上回っている限り、まず国家破産は嘘だといえます。
中には、オフショアファンドの海外口座を開いて、国家破産で円が紙切れになる前に、日本円を外貨に変えるという手段で生き残りをはかる人達もいます。
オフショア海外口座開設講座が、以前までは、頻繁に開催されていました。
ところが、語学ができないために、海外口座が開けない人や、貯金もない人はそれ以前にどうしようもなかったのです。
ただし、オフショアファンドの海外口座すら国税に目をつけられているかもしれません。
よって、打つ手なしが正直な結論です。
なので、もし起こってしまえば、成るようにしかならないので腹を括るしかないでしょうが、実は、海外に住んで国籍を取得したり、海外のお金に変換して保有する方法もあります。
とにかく、日本のデフォルト問題は、今後の動向次第です。
デフォルトによるハイパーインフレが起きるとどうなるか
ハイパーインフレというと、第一次世界大戦後のドイツの経済破綻を思い浮かべる人が多いでしょう。
パンを買うだけで、大量の紙幣が必要になるのです。
物価が高騰し、庶民の生活は、政府の配給頼みになってしまいかねません。
預金封鎖も起き、銀行からお金を引き出せなくなります。
その代わり、円の価値は暴落するので、借金は早く返済することは可能です。
しかし、深刻に考え過ぎる必要はありません。
貧乏になっても、なるようにしかならないのが世の中の必然です。
お金持ちの人だっていつか死にます。
生活苦で生命の危機に瀕しても餓死することもあるでしょう。
こんな事態を起こした人を全て怨み、戦う道を起こすにしても、具体的な政治家や官僚を特定するなんて無理な話です。
結局、組織の責任としてかたづけられてしまうので、どうしようもないのです。
それに、革命に模した犯罪なんて起こしてしまったら、オウム真理教の地下鉄サリン事件のようなことになってしまうので、とてもおすすめできません。
ただ、いえることは、地域の連帯や人脈をつくって、お互いに助け合いの精神を持っていれば、いざというときに役立つということです。
確かに、今は、地域の連帯関係が壊れ、核家族化が起こって、人間関係が希薄になっているしょう。
太平洋戦争終結後、日本は、一度、国家破産を経験しています。
このとき、役に立ったのが、人間同士の助け合いです。
闇市を開いたり、日雇いの仕事をしながら、とにかく生きることに懸命でした。
そして、家族同士がまとまりあって、危機的状況を脱したのです。
国家破産は起きないと思いますが、もし、東京・大阪・愛知に大地震が起きて、都市の復興費用で財政がもたなかったら、財政破綻もあり得るかもしれません。
そのときは、日本国民全員の資産を上回って、外国に借金をせざるを得ない可能性があり得ます。