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正社員幻想 能力不足の若者 犯罪予備軍 ドラゴンボールZ 増える就職自殺

著作者:Free Download Web

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現在、いまだに正社員にならなければ、社会で真人間としてみなされず、結婚もできないような風潮がでまわっている

学校でも、非正規社員になれば悲惨な未来が待っていることを脅し文句のように伝えている。

しかし、豊かな環境で育った若者が、自分の理想とする職業に全員就職できるのか?

それが達成された国は、世界を探してもどこにもない。

結局、誰かが非正規社員になり、犠牲者が出るのが資本主義の宿命だ。

全員、正社員になることは不可能な幻想でしかない。

前の世代は、真面目しか取り柄がないブサイク、精神・知的障害グレーゾーンで、生まれが貧乏であっても、若い時に正社員になることができた。

その成功体験を当たり前のように子供の世代に押しつける理不尽さ。

しかも、賃金は減り、税金は増える一方なので、家庭をもつことを夢にもっている若者は、待遇のいい大企業や安定している公務員を狙わざるを得ない。

起業家という道もあるが、婚活前線では、リスクの高い自営業者を嫌う傾向もある。

成功者がひとにぎりしかいないハイリスクな世界に、気楽に参入できるのは、親が金持ちの人間だけだ。

だが、仮に大企業や公務員になっても、中高年の世代に給料の配分が偏ってしまっている。

家庭をもっても、少数の子供を養うので精一杯だ。

そこで、就職に失敗した、もしくは職場で絶望した若者は、人生にやり直しがきかないことを嘆き、自殺を試みる。

今、若者の死亡原因のトップが自殺になってしまっている。

バブル崩壊以後の企業社会に対応できない教育により、能力不足になりがちな若年世代。

圧倒的なオーバースペックとなった結果、ストレスに耐え切れず自殺したり、ミスを隠蔽し、犯罪を起こしてしまうことだってある。

企業が即戦力を要求し、ついていけないものは排除する形で動いている。

今までは、学歴が高ければ優秀だという固定観念で社会は動いていたが、ようやく日本企業もそれが間違いであることに気づいてしまったのだ。

ダメな人間はやっぱりダメなのである。

残念ながら、能力の優劣を見る限り、これは理にかなっている。

ただ、そのやり方をつらぬけば、無能者はお金を稼げず、貧困による生活保護、餓死が激増するのが問題なのだ。

戦力にすらならない無能力者が金も食べるものもなくなれば、犯罪、暴動予備軍になる恐れがある。

できればベーシックインカムのような形で全員に最低限の生活だけは保証し、仕事のできる人間に収入アップできる機会をもうけるように仕組みを変えれば、反発は小さいはずだ。

また、危険で3Kの仕事は破格の給料にするべきである。

しかし、現実社会はそんな理想のように動くわけがない。

利権を手放さず、邪魔する人間がゴキブリのようにあふれでる。

従って、現状維持の状態であがくしかないのだ。

企業が求める人材が、ドラゴンボールZのインフレでいう、地球人ではなくサイヤ人に置き換わってしまったかのようだ。

当然、子供が実用的でないあんな運任せの教育を受けていれば、サイヤ人レベルの人間なんて、良くて全体の2割程度にしかなれない。

一部の優秀な層と、ほとんどの脱落者に選別される。

落ちこぼれた若者は、病人、廃人となり、ニート・引きこもりの一端になっていく。

先の見えない非正規労働で絶望した若い世代は、就職自殺し、腐った現世からおさらばするだけだ。