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精神・知的障害と犯罪の関係 神戸女児遺棄 サイコパスの犯行 国依存の人生

著作者:Freepik.com

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神戸で女児をバラバラに殺害した凄惨な事件が起こった。

その後、少女宅付近に住む君野康弘容疑者47歳が犯人という線で捜査が進んだ。

そして、家宅捜索で少女の血痕らしき証拠が発見された。

結果、彼の犯行であることが判明した。

彼は元自衛隊員で、現在、知的障害を患っているらしい。

知的障害ということで、故意の過失かどうかで犯罪責任が問われることになる。

容疑者は、無職で生活保護による支給で生活していたようだ。

また、過剰な飲酒で迷惑行動が耐えず、警察へ通報されかける問題行動が多く見られた。

社会的に孤立し、差別や迫害を受け、失うものがなくなった人間は、年月が経つ後に善悪の判断が狂っていく。

何らかの不幸にさいなまれ、無能力者に追い込まれると、逆に守るものがないことを武器にしがちだ。

それで、ハンデを埋めるべく、名誉や地位、財力、妻子を持った守るものがある人間に、反社会的な暴力で対抗しようとする。

その究極の形が、暴力団・ヤクザだ。

普通に社会生活を送っている人間には、その気持ちはなかなか理解できない。

家族を守るサラリーマンが、少年法で守られている中高生より弱いのは明白だ。

犯人が自衛隊で働けていたということは、一定の戦闘訓練を受けていたのだろう。

その戦闘技術が最悪の形で利用されてしまったことは痛い限りだ。

人間は、強い憎しみをうえつけられれば、どんな平和主義者も凶悪な復讐者、犯罪者になる危険性をもっている。

たとえ、相手が100パーセント正しいからといって、憎しみはヘドロのようにへばりついていく。

普通、その怨みが内に向けば自殺になるが、外に向けば殺人、恐喝、窃盗にもなる。

ある意味で、それほど病んだ状態は精神障害ともいえるだろう。

加藤智大容疑者の秋葉原の連続殺人や、宅間守容疑者の附属池田小の小学生無差別殺人も反社会性パーソナリティ障害によるサイコパスな衝動がコントロールできなかった結果かもしれない。

今回の犯人も、極度のアルコール依存に陥るほど現実から逃避し、無能者である自分に絶望した結果、最大の弱者である女児に暴力が及んでしまったのではないのか?

基本的に精神障害者知的障害者の生活は、国の支援に依存せざるを得ない。

要するに、自分の努力でもらえる金銭は最低限の額になりがちだ。

さらに、こういった無能者は、第2次世界大戦時下のナチスドイツで虐殺の対象になったり、自然災害や敗戦による政府の財政破綻で真っ先に餓死の危機へとさらされる。

障害者雇用はあるにしても、障害者手帳障害年金の対象になりえない中途半端な障害者は、そのメリットにすらありつけない。

中途半端な障害者にすら福祉的な補助を認めてしまうと、政府は膨大な血税を支出するハメになる。

生まれながらの財産や容姿の差はあるにせよ、己の運と裁量次第で多額の金銭を稼げるチャンスがある健常者とは圧倒的な開きがあるのである。

また、稼げば稼ぐほど、妻子を得る機会もある。

しかし、障害者の場合、企業の面接で病名などいえば、当然、採用されるはずがない。

当然、病気を治すまでの間、膨大な空白期間が発生する恐れがある。

病名を隠して採用されても、詐病としてばれれば、最悪、裁判の対象にされ、多額の損害賠償を請求されるだろう。

うつ病の人も病気がバレて、会社から業務を停止させられた実例がある。

人間が自殺する理由のトップは健康上の問題だ。

第2位は経済的な貧困である。

ルサンチマンがたまりやすい、人生ハードモードの環境下で、人間はイカレていく。

不満がたまれば、攻撃性は増していき、俗に言うキチガイが誕生するのかもしれない。

人間は完全ではない。

いつどこで暴行を受け、殺されてしまうか分からない。

つくづく人生はギャンブルだと痛感させられてしまう。

結局、今日食べた美味しい料理も、解消された性欲も、仕事でうまくいった充実感も、1日経てばまたリセットされてしまう。

持続されること決してないのだ。

また、人間は新たな競争に挑まなければならない。