日本の教育は終わってるのか?低所得者の子供の将来と転職事情の考察
経済大国になったからといって個人の幸せにつながるとは限りません。
『安定した職業、マイホーム、結婚、子供』という普通のレベルに到達するまでのハードルが高すぎれば、余裕を持つ人が激減し、豊かだと感じられなくなります。
大人もおかしくなると、当然、子供も狂っていくのです。
学校内のスクールカーストといっても、今の手本となるべき大人の姿が歪んでいるので、むしろ自然の成り行きでそうなっています。
日本の家庭が負担する教育コストは、先進国の中でかなりに高い方です。
それに対して、政府が負担する教育コストの割合は、先進国の中でかなり低い方です。
中学までの義務教育はなんとか切り抜けられるが、高校に入り、大学まで行くと、子供1人あたり3000万程度の負担が必要になります。
今の時代、多くの求人が高卒以上を条件にあげているのです。
しかし、高校無償化が実現したので、最低限、高校を卒業することが望ましいと思います。
低所得者の子供達は、工業高校、商業高校、高等専門学校、自治医科大学、防衛大学、防衛医科大学、職業能力開発大学校、職業訓練校をうまく活用して、手に職のつく専門的なスキルが狙え、高い給与をもらえる職業を目指してほしいです。
そして、公務員試験もおすすめです。
生まれた時点で多額の借金を背負う苦しさはあるが、めげずに頑張ってほしいです。
Fランク大学にあるように、日本の教育は、ある意味、終わっている側面があります。
しかし、中学までの最低限の教育のレベルは、いまだ、先進国の中でトップレベルです。
これからの教育政策次第では、まだ、改善できる可能性があります。
大学はともかく、高校に関しては、低所得者も無料で通えるようになりました。
バイトしながらなら、定時制高校という手もあります。
また、経済構造が変わり、日本でも転職は盛んに言われるようになりました。
求人サイトの広告も、至る所で見うけられます。
それでも日本人転職者は、諸外国に比べたら極わずかです。
厳格な解雇規定を置いておいるため、社員の首切りをしにくいのです。
中途で入った社員への評価、給与基準も不明確で、転職に踏み出しにくいです。
見せかけの資格よりも、転職先に役立つ経験年数が必要になるため、敷居はなおさら高いでしょう。
転職すればするほど、年収が下がるというデ-タもあります。
転職は、職場環境が嫌だったり、給料が低すぎる、休みがないなど、不満が強いときに行う人もいます。
また、リストラ、倒産、親の介護など、やむを得ない場合にすることもあるでしょう。
そういう人は、最低限の生活しか頭にないのかもしれません。
こんなとき、いざとなったら助けてくれる人がいれば心強いです。
しかし、人は深刻な危険に迫られたとき、他人のことなどかまってられなくなります。
それは歴史から裏付けられた紛れもない人間の性です。
都合良く、神頼みで、人助けしてくれる人間はあらわれません。
さらに、今の職場も居心地がいいのに、より良い条件を目指して高望みしてしまい、失敗する場合が多いです。
後悔したときには、完全に手遅れになっています。
もちろん転職なんかせずに、始めから良い職場で定年まで勤める方が理想です。