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父親の死体を3年間放置し年金を不正受給 収入確保したい中年の男性を逮捕

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収入を見込めない人間にとって、親の年金は理想的な収入源です。

最近では、パラサイトシングルという形で親と同居する子が増えています。

当然、収入が下がれば、同居してやっていくしかないでしょう。

ある意味、あたりまえの行動のように思えます。

そうでない場合は、親と仲が悪いか、金銭のトラブル絡みでしょう。

一度、失職すれば挽回できない日本社会であればこそ、両親に寄生して収入を確保しようとします。

ましてや、中年になれば、再就職は困難です。

給料も以前より低下し、いつクビをきられるのか分かりません。

そういった不安を胸にビクビクしながら仕事をすることになります。

そういった収入の少なさへの恐怖がエスカレートした形で、ある事件は起こります。

それは、中年男性が、父親の死体を3年間放置し、年金を不正受給しようとした事件です。

長年連れそった親が生きていることにして、手に入れようとした年金の収入。

息子による偽造工作は3年にわたり、実行され続けました。

生活保護などの制度を違法でない範囲でうまく利用するならともかく、これは、完全な犯罪です。

気持ちはわかりますが、残念ながら捕まるしかありません。

逮捕された本人は逃げきれるとでも思ったのでしょうか?

今のところ、こうした手口で成功した人はいないでしょう。

基本的に、遺体を放置した時点で、死体遺棄として罪に問われるのです。

通常、親が死んだ時点で、死亡手続きを期限以内にこなさなければなりません。

そこから、葬儀を行い、手間のかかる作業をこなさなければなりません。

この事件で、親の死体は、年数が経過しており、白骨化していました。

悪臭だって相当ひどかったことでしょう。

今後、高齢化の流れから、こういった事件は増えていきそうです。

近所の方々とは疎遠になっているため、遺体に気づかない人は良くいます。

不正な年金取得を防止するために、本人確認を徹底すべきなのでしょうか?

そのためには、高齢者本人に出会う必要があります。

ただ、そのための行政コストは結構かかるはずです。

病院で死亡したのなら、問題は防げますが、自宅の場合、真っ先に死亡確認をするのは家族なのです。

子供が長期間無職になった場合、親の年金から援助をする例が多いのです。

65歳以上になって、年金をもらえるようになる場合、すぐに亡くなれば、損するだけです。

いつしか親子のストレスがたまっていき、感情的な暴行にでることもあります。

こうして、高齢化した親子の殺人事件がいたるところで起きていくでしょう。