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三国志の終焉 最後の純粋な漢民族王朝『晋』の始まり 異民族 移民問題

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諸葛亮孔明が死んでからからも三国志は続く。

魏は曹族が幼帝を次期皇帝にしてしまったために、好き放題されてしまい、司馬一族のクーデターで政権を奪取される。

呉は孫権は長生きしたが、血みどろの後継者争いで衰退した。

蜀は、姜維のほぼ100%勝ち目のない中途半端な外征と宦官の汚職に苦しみ、破滅の道へと近づいていった。

劉禅三国志演技ではあんな言われようだが、蜀漢滅亡で、晋に大半の領土を征服された時期に皇帝になった、呉の孫皓の方がひどい...。

ただ、あんな勝ち目のない状況だったら、自暴自棄になっても仕方ないだろう。

結局、呉は統制がとれず滅亡し、三国の時代は終焉した。

晋は三国統一したが、皇帝司馬炎が死んでからすぐに異民族に攻められ滅亡してしまう。

これにより、以降、南朝漢民族国家と北朝に異民族の国家が乱立する五湖十六国時代に突入する。

このことが、純粋な漢民族と異民族の血が混じり、今の漢民族ができるきっかけとなったのかもしれない。

そもそも、後漢末期の時代、漢民族の総人口のうち、9割が絶滅した、

これは、宦官の横暴や幼帝の乱立など政治の乱れも原因としてあるが、黄巾の乱で田畑の生産を放棄する農民が激増してしまったことも大きい。

紙の発明で文字が下級身分にまで伝達されるようになった。

そのことで、大規模な単位での反乱が可能になってしまったのだ。

食料を生産せず、国の反乱にだけ集中していれば、当然、食べることに困ってしまう。

そこで、他の地域を荒らし、食料を強奪するようになり始める。

そこまですれば、戦死や餓死が激増する。

戸籍に登録していた人間はどんどん逃亡し、減った結果、のちの魏、呉、蜀の三国は、異民族から兵士を募るようになった。

国外にいた人間を国内に定住させるようになったのである。

当然、人口が減れば、戦える人間も少なくなる。

他国を滅ぼすには避けられない方策であったのだ。

だが、当然、同じ地域で生活していれば、漢族と他民族との間にあつれきが生まれる。

それが、三国を統一した晋の内乱に乗じて爆発することになった。

八王の乱で後継者争いが激化する中、異民族がスキをついて攻め込み、北朝は多民族の王朝が乱立するハメになる。

そのまま異種交配で別の形の漢民族が生まれてった。

漢民族といっても呼び方が同一であるに過ぎず、昔と今とでは全く別物だ。

歴史上、中国では、漢民族による王朝と、国外から攻めてきた異民族王朝が入り乱れて国を統治してきた。

現在の中国大陸でも、漢族以外で多くの民族が共存している。

同じように、今後、東京オリンピックをきっかけに、移民が入ってくるようになると、様々な問題が浮上するようになる。

日本のスパルタな労働慣習がなくなっていくと喜ぶ人間もいるが、現実には、お隣の韓国などで、よりひどい環境で働いている人達もいる。

同じ敗戦国のドイツも移民導入で、治安の悪化や雇用のパイの収奪が起きてしまった。

ひょっとしたら、日本列島で、純粋な日本人は減っていき、混血ハーフの割合が増えるかもしれない。