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老人介護施設の暴力事件!3K労働の激務ストレスから職員が暴走

日本の就職難が問題になり、雇用の受け皿として期待された介護労働。

しかし、実態は、低報酬3K労働で、辞めていく労働者が後を絶ちません。

介護は、思ったよりコミュニケーション能力が必要で、男性にはなかなか溶け込みにくい職種なのです。

今まで工場労働を繰り返してきた寡黙な労働者が解雇になり、介護職に就いても、うまくいくわけではありません。

結局は、雇用のミスマッチを生んでしまい、雇用者と労働者が報われない結果になりかねないのです。

介護労働は激務で、ストレスに悩む介護職員は、比較的多いでしょう。

利用者の老人にとって、介護施設は、終末期の人生を過ごす居場所なのです。

ただ、あまりにも暴走老人のような迷惑行為を頻発してしまうと、職員に不満がたまっていきます。

変なところで頑固であったり、長話を繰り返す老人もいます。

偏屈な姿を見ると、イライラした感情をもってしまうのでしょう。

人間関係というものはトラブルがつきものです。

なかなかすっきりした解決が望めません。

労働者に多くを要求すればするほど、サービスを受ける側の幸福度は高まるでしょうか?

しかし、サービスを受ける側もまた高確率で労働者なのです。

結局、日本のように過労を強いるような雇用慣習では、自分で自分の首をしめる結果になるでしょう。

このことで、少子高齢化という形で社会的再生産を危うくしています。

ただ、日本という国は、労働者にならなくてもすむ人間にとっては、暮らしやすい国です。

過去に、介護職員のグループが老人に暴行をはたらき、映像として流した異常行動は、そんな介護労働へのイラつきのあらわれかもしれません。

ある老人ホームで、介護職員は虐待を行ってしまいました。

ところが、まだまだ受け入れ先の介護施設が不足しているので、多くの利用者は引き続き施設で日々を過ごすでしょう。

どの介護職員も、給料が低い不満を抱えています。

報酬が低ければ、当然、人材の質は落ちることになります。

劣悪な職員による暴力事件を抑えることは困難です。

老人ですから、力そのものが弱っています。

もはや、長生きが美徳という時代は過ぎ去ってしまいました。

それどころか、莫大な社会保障を浪費する害悪の存在であるかのように、老人が扱われているのかもしれません。

今の社会システムでは、若い労働者が、老人を支えていかなければならないのです。

外国人の介護労働を期待しようにも、コミュニケーションの問題があるでしょう。

耳が遠い老人に、中途半端な日本語が通じるのでしょうか?