アフリカ 北朝鮮 発展途上国の貧困 餓死 植民地 アフガニスタン イラク戦争
著作者:avaxhome.ws
軍事技術の遅れから、ヨーロッパ諸国に戦力で圧倒され、苦渋の後世を送ることになったアラブ諸国。
広大な領土を次々と植民地にされ、現地人は労働力として利用された。
鉄砲や大砲の化学兵器の前に、騎馬主体の戦術がまるで歯が立たなかった。
かつて、東ローマ帝国を滅ぼしたオスマン帝国は、近代戦術に遅れをとり、連敗を重ねた。
戦力になる人口の数ではヨーロッパ1国より、圧倒的に優っているのに戦争で勝てないのである。
破壊力のある兵器のによって、多くの人命が一瞬で失われる。
アフガニスタン、イラク戦争でも、アメリカの一方的な弱いものイジメにしか見えなかった。
封建社会下では、アフリカ大陸の国々はイスラムの強大な勢力により、ヨーロッパ諸国は苦戦を強いられてきた。
そのため、ヨーロッパ1国の力では太刀打ちできないと察した王は、国々で協力しあい、イスラム国に対抗したほどである。
西ローマ帝国が滅ぼされ、中世の暗黒時代が始まると、ヨーロッパの文明は停滞した。
一時期、アフリカ大陸の方が技術が発展していた時代があったほどだ。
近代化が遅れ、植民地の傷跡がアフリカ大陸に深く残る。
さらに、砂漠化は進み、文明の発達を困難にする環境。
1日1日を生きていくことが精一杯であるため、子供にすら農作業に協力する。
教育なんて受ける時間もお金も、もっていないのだ。
さらに、実質的に無法地帯であるため、暴行・略奪は日常茶飯事。
生活が苦しくなれば、他者から奪いとる。
民族間の衝突も絶えず、内戦で国民は疲弊していく。
生まれて間もない子供が骨が浮き出たガリガリの肉体でひっそりとうずくまっている。
死の瞬間を虎視眈々と待ち続けるカラスの群れ。
死肉をむさぼり、自らのこやしとしていく弱肉強食の世界。
決して、テレビでは報道されない本当の意味での貧困がそこにある。
養えないことが分かっていて、大量に子供をつくる大人達。
性教育や経済概念への教育が欠如しており、動物的な本能のまま生活していくことを強いられる。
エイズウィルスが広まろうが、性行為は繰り返される。
強姦・レイプの隠れた事件は数え切れない。
今の飽食で腐ってしまった日本人では飲みたがらない井戸水を飲んで、必死に栄養を体にとどめる人間達。
餓死に悩まされる廃人による断末魔の叫び。
何のために生まれてきたのか分からず、死んでいく悲劇。
国は援助の食料が送られてきても、国民に配給するわけでもない。
北朝鮮は、餓死による人口減少が危ういレベルにまで進んでいる。
徐々に独裁体制に不信感をもつ人々も増えてはきている。
しかし、国家に知られれば、反乱分子として粛清されてしまうのだ。
中には、生きていくために、違法覚悟で脱国を試みたり、危うい商売に手をだす人民までいる始末である。
現時点で、独裁者が統治している国は数える程になったが、その国の一般市民の生活は貧困極まりない。
食べ物がなく、屍のようにミイラ化する人間達。
死体は腐臭をだし、土に埋もれていく。