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子供が兵士になるイスラム国軍 パルミラ遺跡でシリア軍人の処刑映像を公開

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もはやアメリカでは抑えられないほど勢いを増すイスラム過激派組織『イスラム国』。

シリアの領土を攻略し、古代都市パルミラ遺跡にて、シリア軍兵士25名が複数の少年兵に殺される事件が発生しました。

世界遺産で行われた残虐行為ですので、歴史的な破壊されることを憂慮している声があります。

罪悪感を感じにくい子供による殺害行為であるため、ためらいなく行われた可能性が高いです。

少年が周りの環境に素直に順応してしまうのが悲しいところです。

少年兵だといっても、国によっては10代中頃から大人とみなす国もあります。

その公開処刑で銃殺されるシリア兵士の様子が映像で公開されました。

現時点で、このような残虐行為を止められる国々は存在しません。

中東の混乱はどうしようもなく野放しにされています。

アフガニスタンイラクの混乱を中々抑えきれないくらいなので、武力を投入することは困難でしょう。

国連軍が組織され、投入されるとは考えづらいです。

本当に武力が強い勢力なんて少数精鋭でしかありません。

制圧されてしまった住民の暮らしは滅茶苦茶な状態です。

イスラム国側の兵士自体も使い捨てにされる運命にあるかもしれません。

この残虐行為から、欧米社会への激しい怨念が見てとれます。

かつては、中東地域より少ない人口で戦わなければならない欧米人は、戦争では勝てませんでした。

そのため、イスラム諸国に大幅な領土を奪われてきたわけです。

そこで、欧米人は、少ない兵力で強力な武器を使い、戦術を扱えるよう工夫するようになりました。

こうして、大砲や銃、爆弾などの近代兵器が作られるにつれて、戦況は逆転していくのです。

イスラム諸国は、次々と欧米人に植民地化されていき、大きな屈辱を味わう結果となりました。

現代になって、非人間化された大量破壊兵器で戦争をしかけてくる欧米に対抗することはできません。

しかし、さすがに、彼らでも道連れになってでも捨て身で応戦してくる人間には対抗できません。

それが、自爆テロであり、いくら戦争に勝利していても、またこりずに武力をふるってくる戦争の泥沼化でもあります。

武力を兵器に頼りすぎたために、経験や肉体的な力が弱体化してしまっているのです。

もともと、アメリカがイラク戦争なんてしなければ、こんなことは起きなかったかもしれません。

それほど、憎しみの連鎖が恐ろしいのです。

もはや治安組織も機能することなく、無法地帯になってしまっているでしょう。

遠い中東の情勢ですが、集団的自衛権の関係で日本も無関係ではいられません。