AKB襲撃事件の反動 ガラガラ握手会 アイドルの不況デフレ化 リア充に復讐
日本の安全神話がついに崩壊か?
何かがきっかけで自暴自棄になったのか、ノコギリでアイドルをむかえうつ20代の若者。
大人気アイドルグループのAKB48の握手会で起きた悲劇。
ただ、普通に考えてあんな短い距離から握手していたら、殺されていてもおかしくないだろう。
セクハラをやり放題になりそうだ。
常識をもって見れば、入場者全員にボディチェックは必要だったはずだ。
海外だったら、こんなことは絶対にありえない。
熟練した警備員を多人数雇えないほど、ケチで安売りな不況AKB商法。
アイドルデフレ化のなれの果て...。
もし、顔に一生傷でもついてしまったら、取り返しのつかないことになっていたはずだ。
そばにいた男性スタッフのガードがなければ、命も危なかったかもしれない。
おかげで、同グループの丸坊主謝罪事件もすっかり忘れ去られてしまった。
犯人の男は高校を中退し、アルバイトをしながらわずかなお金を実家に仕送りしていたが、将来に希望が見いだせず、引きこもってしまった
どうやら学生時代にイジメにあっていたらしく、精神科に通院していたようだ。
こういう形で病気で働けない人や高齢者以外で、生活保護を受給する末路になる人があとを絶たない...。
秋葉原無差別殺傷事件の加藤容疑者のように、実態のない社会へ向けられたやり場のない怒りが爆発してしまったのか?
復讐の対象が政治家なら、絶対にあってはならないことだが、まだ話に筋が通る。
しかし、皮肉にも、汚いオタクと握手しなければ、ろくにCDやグッズすら買ってもらえない貧乏アイドルに暴行が加えられた。
犯人は、切りつけたアイドルの名前なんて全く知らなかったようだ。
特別、AKB全体に好意をもっているわけではなかったのではないのか?
政治家については、裏社会と通じていたり、頑強なボディーガードに囲まれているため、容易には襲えないはずだ。
自分の能力とお金の現実を見て、少し嫉妬するようなリア充の象徴的存在があれば無差別に破壊したかっただけなのだろう。
それが、加藤容疑者でいえば、秋葉原の歩行者であり、今回の犯人ではAKBのアイドルであったに過ぎない。
結局、またこれで、ニートや引きこもりを犯罪者予備軍として扱う始末。
逮捕された人の職業は決まって無職だ。
社畜は忙しすぎて、そんなことにはかまっていられない。
仮に会社員が復讐目的の犯行に至るケースがあったとしても、相手は家族内か会社内の人間がほとんどだ。
いくらでも暇な時間がある無職が犯罪者の大半を占めるのは当然のことなのだ。
犯人が恋愛弱者であることも、犯行にも関わっているだろうが、その割合は少ないだろう。
人間は追い詰められれば、恋愛より目の前の食べ物を選ぶはずだ。
飢えの苦しみは想像を絶する。
死んでしまえば、応援や恋愛どころの話ではないのだ。
犯人の中で、金も希望もなく自身の生活が脅かされる不安が蓄積していた。
プロ野球選手やサッカー選手も、本人の成功例だけなのであって、応援してもお金をもらえるわけではない。
1円の価値にもならない勇気と感動をもらうだけだ。
確かに、オリンピック景気など間接的に恩恵を受けられるが、ダイレクトで実感できる範囲ではない。
マズローの欲求段階説の生命・安全の欲求でストップしてしまっている人間にとって、より上位の自己実現の欲求に達した人間の気持ちは理解できない。
アイドルは結婚なんかしてくれない。
この世はみんな銭ゲバだ。
この事件のあと、握手会は再度行われることになったが、ガラガラの状態であるらしい...。
当然、ムードはしらけて、行く人は少なくなるはずだ。