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新卒に縛られる学生達 既卒になるプレッシャー 年齢差別

高給で安定度抜群の企業に就職するためには、新卒というたった一度だけのチャンスに全てをかけるしかない。 

ただ、新卒時に好景気・不景気かで就職の難易度が変わってしまったりする。

事故や病気にみまわれた人はどうするのだろうか?

ほとんどの企業の人事担当者にとって、30歳近いフリーターを採用することはほとんどありえない。

年齢によってもらえる給与水準が決まる組織では、未経験30歳ではアンバランスとなる。 

少子化で新卒採用する若者の数はどんどん減っていくのに、この国では、年齢差別を辞めて、各自が柔軟に働けるシステムに変更することは、乗り気ではない。

結局、理想論なのか? 

バブル崩壊前の、誰でも大手企業に入れたような状況はもうありえない。

しかも、大企業でも簡単にリストラ・倒産の憂き目に遭う時代である。 

しかし、それでも高給サラリーマンにこだわり続けるのは、昔の『定年まで安定した給料で、結婚して家庭を持つことがみんなあたりまえ』という、親世代からの思想が深く根付いてしまっていることに原因がある。 

待遇のいい企業に入れるのは、実際、一握りの人達だ。

昔は、どんな企業に入れても、上述の思想が達成される雰囲気はあった。 

しかし、今は中小零細、ベンチャー企業に勤める大多数の人間が、結婚もままならない給料で、リストラにおびえながら懸命に働いているのが実情である。 

それでも頑張るという方を心から応援する。

さらに、公務員試験は年齢制限にひっかかるまで受験できるが、新卒のチャンスは一度きりしかない。  

公務員試験なら、民間で鍛えられ、実務経験を取得してからなる方法もある。

3、5年経験を積めば、公務員経験者採用試験を受けることができるのだ。 

ただし、この場合、試験の勉強時間が確保しづらく、官庁訪問など平日に試験のある公務員試験が受けにくくなるのが難点だ。 

もちろん、要領のいい人は民間と公務員の試験を両立できるだろう。 

既卒になれば、正社員になるチャンスは限られる。 

じっくりとした教育を受けられるのは、ほとんどの場合、新卒企業だけだ。 

どちらか迷って決められずにいたり、民間を回るのが面倒くさいという程度で、公務員試験を受けてはいけない。 

ぜひ、新卒の貴重なチャンスをふいにしないでもらいたい。 

地方出身者は就職活動が大変で、就職情報も得にくいが、めげずに頑張ってもらいたい。 

最近では、従来の安定志向・自己保身に凝り固まった公務員・大企業志望の受験者が、一番採用で嫌われている。

面接する側から見たら、嫌がる気持ちは分かる。

学生と面接官、両方の要望がぶつかった先に、本当の答えは存在する。